リゾーマタにおける終末そのもの。
百年に一度の周期で出現し、世界を蹂躙する生ける天災。
伝承によれば暗黒色の巨龍であり、山さえ跨ぐことができる巨体を持っているとされる。吐息は嵐となり、足踏みは地震となり、一度咆哮を上げれば海さえ荒れ狂うと言い伝えられる。
この巨龍が歩むだけで天候は大きく変化し、大地さえもが元素へと分解され崩壊するという。山は砕かれ平地となり、平野は裂け谷となり、隆起した大地は山となる。海の分布も大きく変化し、終末龍が消失する頃には、世界の形が大きく変化する。
全貌も定かではない、謎多き存在。ただそこにいるというだけの厄災。
この存在がためにリゾーマタは深刻な出血を強いられ、また世界としての前進を妨げられ続けている。