Synopsis

Prologue

百年に一度終末を迎える運命にある世界リゾーマタ
人々は全てが初期化された世界で
身を寄せ合い、残された大地に縋り付き、
文明を創り直し、また文化を積み上げてきた。

それでも尚、争いは途絶えることなく、
人々は戦火と鉄風、剣雨から逃げるようにして、
予定調和たる終末の影に怯えながら暮らしていた。

【終末龍】

それが終末の権化に与えられた名。
滅びの運命を破戒する宿命を背負った勇者が現れたのは、
終末龍の再来が二年後にまで差し迫り、
人々が絶望しかけたその時のことであった。